「薬事法」のかいせい「パーマ剤商品基準」のかいせいに伴いベストセラーを大幅に改定しました。

本書は昭和55年(1980年)11月に初版が刊行された『毛髪とパーマ』が前身です。同書はパーマの専門書として理美容師の高い評価を得て、業界未曾有のベストセラーとなりました。その後、薬事法改正や理美容技術の進歩に伴い書き改められ、『サイエンス・オブ・ウェーブ』とタイトルを改めて今日に至りました。ちなみに現在の『サイエンス・オブ・ウェーブ 改訂版』は、これまで改版したなかでも最高の部数が増刷されています。インターネットが普及し情報があふれる現在であっても、こうして本書が支持されることは、理美容師の皆様が真に信頼できる情報を求めていることを示唆しているものと思います。 今回『パーマの科学』とタイトルを改めて出版することとなりましたが、改版の理由は背景として平成14年(2002年)の洗い流すヘアセット料自主基準の制定及び平成22年(2010年)の改正により、化粧品へアセット料が台頭してきたこと、平成26年(2014年)11月には「薬事法」が「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」に変わり、また平成27年(2015年)3月にはパーマネント・ウェーブ用剤製造販売承認基準が改正されると共に、平成26年12月にパーマ剤第1剤及び第2剤の分離申請が導入されたこと等により、パーマを取り巻く法的な、そして市場の環境が大きく変わったことがあります。こうした変化を技術委員会が精力的に見直して、加筆修正いたしました。 パーマは戦後70年、日本の理美容業の発展を支えてまいりましたが、出荷量は平成4年(1992年)をピークに下がり続けております。原因の1つは理美容師のパーマに対する興味と理解が減ったことにより、お客様への提案力が不足していることがあげられています。パーマに特化した本書によりパーマの認識を新たにし、ウェーブやカールスタイルの美しさ、そしてパーマの必要性をお客様にお伝えくださるよう、お願いいたします。 日本パーマネントウェーブ液工業組合 理事長 岩崎彰宏
執筆者一覧/日本パーマネントウェーブ液工業組合/理事長 岩崎彰宏(リアル化学株式会社)/技術委員長 井上 潔(株式会社アリミノ)/副委員長 村田賢彦(資生堂プロフェッショナル株式会社)/副委員長 野町政司(株式会社ミルボン)/委員 石原良二(中野製薬株式会社)、魚住康裕(リアル化学株式会社)、太田垣久美子(プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン株式会社)、久世祥代(タカラベルモント株式会社)、杉崎 誉(香栄化学株式会社)、鈴木智博(株式会社ファインケメティックス)、須藤直彦(ヘンケルジャパン株式会社)、新美大輔(日本ロレアル株式会社)、福士幸子(近代化学株式会社)、松長克治(ホーユー株式会社)、緑川朋子(株式会社アリミノ)、山下純男(資生ケミカル株式会社)
1.パーマ剤の法的位置づけ パーマ剤と法規制/パーマ剤の承認(許認可)/パーマ剤の品質確保/パーマ剤の表示 2.パーマの理論 パーマ剤の種類と特徴/パーマ剤の反応/パーマ剤の成分/カーリング料 3.パーマ施術の安全性の確保 パーマ剤の使用上の注意/カーリング料の使用上の注意/安全な使用方法/パーマ剤の使用上の注意/カーリング料の使用上の注意/安全な使用方法 4.毛髪の構造と性質 毛髪の役割/毛髪の発生機構/毛髪の構造/毛髪の成分と組成/毛髪の化学的性質/毛髪の物理的性質/毛髪の力学的性質/毛髪の損傷/パーマ剤のウェーブ効率 5.ヘアカラー&ヘアケアとパーマ ヘアカラーとパーマ/ヘアケアとパーマ 6.パーマの歴史 パーマの歴史/欧米・アジアのパーマ剤規制 7.パーマに関わるQ&A 8.パーマの科学 用語集 9.資料編